【堺市北区】 愛染院さんの石橋、建立年代がわかるのは珍しいことだそうです

愛染院堺市北区蔵前町の長尾街道沿いに「普光山 愛染院」というお寺があります。高野山真言宗のお寺で、奈良時代に建立されたと言われているとのことです。立派な門の横の大きなクスノキが存在感があります。愛染院門外の壁沿いに由緒書きが立っています。英語表記もあり、海外から来られた方にもわかりやすくなっています。愛染院門を入ってすぐ左側には龍の手水舎があります。荘厳な雰囲気です。そして反対側、門を入ってすぐの右側には石が積まれており、説明が彫られている石碑がありました。愛染院「愛染院旧石橋」と書いてあります。こちらは、愛染院の周囲にめぐらされていた濠に架かっていた石橋だそうです。かつては濠があったんですね。愛染院花崗岩製 元禄四年(1691)と読めます。『石材の一部に「元禄四辛未年」と刻まれていることから橋の作られた年代がわかります』と書かれています。また、橋は実用だけではなく、俗世と仏の世界をつなぐ意味もあったんですね。建立年代がわかるのも珍しいことで、地域の大変貴重な文化財なのです。愛染院ご本尊の観音菩薩立像は堺市指定有形文化財です。見どころがたくさんの「愛染院」さん、長尾街道散策の折に立ち寄ってみてはいかがでしょう。

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